黒谷暦 季節のお知らせ

春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえてすずしかりけり

道元禅師

猛暑、台風、豪雨と此の3ヶ月あまりの厳しい異常気象で沢山の方々が亡くなられた、
改めて大自然の驚異に畏敬の念を持たねばならぬことを強く感ずる出来事であった。
亡くなられた皆さんの冥福を祈るばかりだ。
これらは人間の身勝手な行為もあろうが、
目に見えない神仏の怒りと涙としか思えないのは私だけであろうか、、、。

静かな黒谷の里にも稲刈りの時期が来た、連日コンバインの音が響いている。
戦中戦後の物資の乏しい中育った小衲も晩年はこんな美味しいお米を頂こうとは思ってもみなかったが、
信者さんからの布施米には感謝あるのみだ、
それも皆お観音様のお陰さまと申し上げる他無い。
必要な時、必要な分、必要なものをお与えくださるお観音様、
そんな時に何時も思い出すのは西行法師の“何事のおわしますかは知らねども 勿体なさに涙あふるる”だ。
今年も有難く拝味させて戴く。

自分の力や徳何ぞ有ろうはずもない事は百も承知だ、
寺に身を置かせて頂く縁ながら、
お袈裟の功徳で生かさせてもらい仏縁の中で坐らせて頂く事の他何ものもない自身だ。
ああ、勿体なき今、残された命をお観音さまに御恩返しをさせて頂かねば。
大自然への恩、先祖への恩、両親への恩、ご縁のある方々への恩も斯くなり。

「布施」は僧の読経に対する謝儀のみではない、
凡そ地上に生まれたものは誰でも「布施」すべきだ。
「分」に応じて布施すれば一鉢一衣尚施すべきものがある。
心からなる一句の慰め、誠から溢れる一滴の涙、みな之尊い布施行だ。
涙骨抄


≪ 山路の不如帰・花茗荷・秋海棠

黒谷観音について

ふるさとの至宝 黒谷観音

当寺は、807年、平城天皇の夢のお告げにより京都黒谷から当地へ移転。
藩主はじめ、庶民の厚い信仰を受けてきました。
お寺縁起には、本尊の十一面観音が、
京都清水寺本尊の十一面千手観音、奈良橘寺の如意輪観音と同木で制作されたとの記述があります。
また、子授け・良縁「河濯大権現」
病気を治すという「なで仏様」「不動明王」が祀られています。
その他、2代藩主・土井利治が奉納した絵馬など、ふるさとの歴史遺産が数多く保存されています。
また寺の裏の山には、200年前から続く四国88ケ所の巡礼所が設置されています。
四季彩豊かな自然に囲まれた当寺で、
日々の疲れを癒し、新しい心の気づきを感じてください。

行事・おつとめ・ご祈祷

自身の心に向き合う大切な時間を

年始参りから、お涅槃会、お花まつり、十日盆行事先祖供養など
お観音様からのメッセージを受け取ってください。
また日々のおつとめとして、座禅会、写経、写仏なども行っています。
そのほか、先祖供養・水子供養・新車お祓い・合格祈願・子授け祈願などのご祈祷も承っております。

聞施

相手の立場に立ち、心を開いてお聞きします

「聞施(もんせ)」とは、相手の言葉に耳を傾け熱心に聞くこと。
 全ての方は悩みの答えはご自身がお持ちのようです。
しかし、解決には少しの時間と愛語に聞施も必要な時がございます。
聞施とはその身に寄り添い、その方の佛種に一滴の甘露水をもって芽吹きをお助けさせて頂く
そんなお役目なのかもしれません。
黒谷観音でそっと耳を澄ませ四季の営みの声を聞いてみませんか?

要予約

佛性寺までのアクセス

お車でお越しの場合

北陸自動車道 福井ICから約40分

電車でお越しの場合

JR越美北線「越前大野駅」から車約30分
または
JR「福井駅」から京福バス「大野VIO」~徒歩30分

お問い合わせ

〒912-0075 福井県大野市下黒谷18-52

tel. 0779-66-0325