黒谷暦 季節のお知らせ

春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえてすずしかりけり

道元禅師

四季咲きの杜若が咲き、大マユミの実がはじけ、
ナナカマドが赤い実をつけ始めた八十八ヶ所の順路は黒谷の秋満々だ。
春夏秋冬同じ条件ではないのに刻々と変化して秋の彩り楽しませてくれる。
自然の装いには目を瞠るものがある、大自然の営みは得も言われぬ世界だ。

光陰矢の如しと云うがまさに刹那々の日々である、
一時として止まる事が無く変化し続けている、
宇宙から見れば人の一生なんぞは瞬き程のことと知るべしと思う。

道元禅師は「念々止まらず、日々遷流して無常迅速なること、眼前の道理成り」と云う。
すべては移り変わり恒常性を持つ事はない、
これが仏教の根本教義でありお釈迦さまの説かれた悟りへの道である。
あらゆる生物は誕生したその瞬間から死に向かって行くのである。
出家してから半世紀、
坐禅のこと以外世事には疎くも「世俗の業を営まず」生かさせてもらい
晩年は一人静かに坐禅岩で坐る日々。
すべてに守られ仏作仏行に生かされたことは最尊最上の喜びと感得している。
日々十一面観世音菩薩にお仕えし乍ら、
生老病死を味わい坐逝すれば本望だ。

累々として積み重なった肩の荷物を一つ卸しさらに一個を捨てる、
その度に比例して身心が軽くなる。
一切を解放された暁、それは死である。
而して人間は節々に「死を味ふ」ことだ。
そこに自ら安眠が恵まれる、自ら寂静が生まれる。
涙骨抄


≪ 山路のぎぜる・シュウメイギク・大まゆみの実

黒谷観音について

ふるさとの至宝 黒谷観音

当寺は、807年、平城天皇の夢のお告げにより京都黒谷から当地へ移転。
藩主はじめ、庶民の厚い信仰を受けてきました。
お寺縁起には、本尊の十一面観音が、
京都清水寺本尊の十一面千手観音、奈良橘寺の如意輪観音と同木で制作されたとの記述があります。
また、子授け・良縁「河濯大権現」
病気を治すという「なで仏様」「不動明王」が祀られています。
その他、2代藩主・土井利治が奉納した絵馬など、ふるさとの歴史遺産が数多く保存されています。
また寺の裏の山には、200年前から続く四国88ケ所の巡礼所が設置されています。
四季彩豊かな自然に囲まれた当寺で、
日々の疲れを癒し、新しい心の気づきを感じてください。

行事・おつとめ・ご祈祷

自身の心に向き合う大切な時間を

年始参りから、お涅槃会、お花まつり、十日盆行事先祖供養など
お観音様からのメッセージを受け取ってください。
また日々のおつとめとして、座禅会、写経、写仏なども行っています。
そのほか、先祖供養・水子供養・新車お祓い・合格祈願・子授け祈願などのご祈祷も承っております。

聞施

相手の立場に立ち、心を開いてお聞きします

「聞施(もんせ)」とは、相手の言葉に耳を傾け熱心に聞くこと。
 全ての方は悩みの答えはご自身がお持ちのようです。
しかし、解決には少しの時間と愛語に聞施も必要な時がございます。
聞施とはその身に寄り添い、その方の佛種に一滴の甘露水をもって芽吹きをお助けさせて頂く
そんなお役目なのかもしれません。
黒谷観音でそっと耳を澄ませ四季の営みの声を聞いてみませんか?

要予約

佛性寺までのアクセス

お車でお越しの場合

北陸自動車道 福井ICから約40分

電車でお越しの場合

JR越美北線「越前大野駅」から車約30分
または
JR「福井駅」から京福バス「大野VIO」~徒歩30分

お問い合わせ

〒912-0075 福井県大野市下黒谷18-52

tel. 0779-66-0325